症例報告(9/12UP)
変形性膝関節症~決め手はラジオ波とLIPUSと運動療法~
変形性膝関節症への施術例(70代・女性)
「ヒアルロン酸注射を続けても良くならない…」
そんなお悩みを持つ方の症例です。保存療法を中心に、痛みの軽減と歩行安定を目指しました。
来院までの経緯
昨年10月頃から右膝の痛みが強くなり、クリニックでヒアルロン酸注射を継続されていた患者さま。
注射直後は軽減するものの、数日で再び痛みが戻る状態が続いていたそうです。
改善が感じられず悩まれていたところ、当院のホームページをご覧いただき、5月上旬に初来院されました。
初診時の状態
長時間の歩行や荷物を持つと痛みが強く、夜間痛や朝のこわばりもあるとのこと。
超音波エコーで確認すると、膝蓋骨上部に関節液の貯留(関節水腫)を認め、
膝内側の関節裂隙にも変形像がみられました。


変形は年齢相応であり、骨壊死などの重篤な所見はなし。
保存的施術での改善が見込めると判断し、施術方針をご説明しました。
施術方針と説明内容
- 変形性膝関節症に対しては自費施術が主体となること
- ラジオ波を中心に、少なくとも1か月ほどの継続施術が必要なこと
- 「変形を治す」ではなく、膝の状態に合わせて筋肉・靱帯・軟骨を順応させる施術であること
- 痛みが落ち着いた後も再発予防のため、筋トレ・リハビリが大切であること
ご本人にも内容をご理解いただき、保存療法を中心に施術を開始しました。
施術内容と経過
初期(1か月目)
ラジオ波による深部加温と徒手施術(30分)を週2回実施。
約4週後には痛みが軽減し、膝の可動域も改善。
起床時痛がなくなり、夜間の違和感もほぼ消失しました。
中期(2か月目以降)
ラジオ波を終了し、自費施術(30分)+EMS(大腿四頭筋トレーニング)を週1回に切り替え。
7月時点では痛みはほぼ消失し、日常生活での支障はなくなりました。
階段下降時の不安定感が残るため、引き続き筋トレ中心のリハビリを継続中です。
料金の目安
自費施術(30分)+ラジオ波+EMSを併用し、1回あたり3,000〜4,000円前後。
初回は別途初診料・衛生管理料が加算されます。施術時間はおよそ1時間でした。
※急性の膝痛(転倒・ひねりなど)が原因の場合、保険適用となることもあります。
詳しくはお問い合わせください。
よくあるご質問(Q&A)
A.ヒアルロン酸は関節内の潤滑を一時的に補うものですが、ラジオ波やLIPUSは筋・靱帯・軟骨への循環改善を目的とします。根本的な動作改善を図る点が異なります。
A.体の内側を温める深部温熱法です。
多くの方が「心地よい温かさ」と感じられ、痛みはありません。
A.初期は週2回程度の通院が目安です。
痛みが落ち着いたら週1回のリハビリ通院に移行します。
A.大腿四頭筋の筋力維持が最も重要です。EMSや軽いスクワットを継続することで、関節の安定性が高まり再発を防げます。
A.変形性膝関節症自体は慢性疾患のため自費扱いが基本ですが、転倒や急性の痛みを伴う場合は保険適用となることがあります。
まとめ
変形性膝関節症は「変形そのもの」を治すのではなく、今の膝を良い状態に保つことが大切です。
よねくら接骨院では、ラジオ波・EMS・徒手施術を組み合わせ、
膝の機能改善と再発予防をサポートしています。
※本ページは施術例の紹介であり、診断・治癒を保証するものではありません。
状況により医療機関での検査や併用が必要な場合があります。