症例報告
変形性膝関節症~決め手はラジオ波とLIPUSと運動療法~
~変形性膝関節症への施術例~ 70代 女性
昨年10月くらいから右膝の痛みが強くなりはじめクリニックにてヒアルロン酸の関節注射を定期的に行っていたとのこと。
注射直後は良いがしばらくするとまた痛くなり、その繰り返しでなかなか良くならない気がしていたところ、ホームページで近所に開院したばかりの当院をみつけ、5月上旬に来院されました。
まずは問診にて、長時間の歩行や荷物を持って歩いた際に特に膝が痛むとのこと。夜間痛もしばしばあり、また朝起き始めの痛みも強い。
エコーを撮ってみると・・・
左:膝蓋骨上部の関節水腫像 右:膝内側の関節列隙における変型像
お膝の関節お水が溜まっている状態を確認できました。ご高齢者でお膝の痛みが長く続く場合、大腿骨骨壊死なども考えられますが、今回はそのような状態ではないようです(事情により画像が載せられません)。また、変形も見受けられますが、年相応とみて良いようです。
当院としては、保存療法で十分に対応できると判断し、患者様に説明。
①変形性関節症に対しての施術ですので、自費治療が主体となること。
②少なくとも1か月ほどのラジオ波に利用が必要になること。
③変形性は治るものではなく、現在のお膝の状況に合った筋肉や靱帯、関節軟骨に順応させる施術となること。
④痛みが無くなった後も、大腿四頭筋訓練やリハビリの為、定期的に通う必要があること。
上記を説明し、理解していただいた上で施術を開始していきました。
★治療経過★
最初の一カ月は、ラジオ波と自費施術(30分)を合わせた施術を週2回行いました。
約一か月後の6月上旬には右膝の痛みが減少、膝の可動域も良くなり、起床時痛は皆無となりました。
その後は、ラジオ波施術を終了し、自費施術(30分)+大腿四頭筋訓練(EMS)を週1回行うことに。
7月、現在、痛みはほぼなく、日常生活で困ることはなくなりました。ただ、階段を降りるときの不安定性が残っているため、引き続き大腿四頭筋訓練を行い、現在も週1回でリハビリ通院を行っております。
★料金の目安★
今回は自費治療とラジオは併用、またEMS利用もあり、一回当たり3,000円~4,000円(初回時は別途初診料等が加算されます)、施術時間は1時間ほどでした。
変形性膝関節症をもともとお持ちの方でも、急性によるお膝の痛みの場合、保険適用となる可能性もございます。くわしくはお問い合わせください。