症例報告(9/12UP)
ふくらはぎの肉離れ
腓腹筋肉離れ(ふくらはぎの肉ばなれ)|症例紹介
一週間前に階段を踏み外した際、右ふくらはぎに痛みを感じた患者さま。
整形外科で「腓腹筋肉離れ」と言われましたが、固定やリハビリはなく、早期復帰を希望され当院を受診されました。
来院時の状態
- 歩行時痛が強く、ふくらはぎに圧痛・硬結あり
- 整形外科でのレントゲン・エコー確認済み
- 安静指示のみで経過観察中
当院での超音波観察

受傷から約1週間経過しており、出血は止まっているものの、血腫が液状として残存していました。
このまま放置すると、筋硬結(瘢痕化)が残るリスクがあるため、低出力ラジオ波(非加熱モード)での対応を開始しました。
施術方針
① ラジオ波(非加熱モード)
血腫部の循環を促しながら、筋の硬結解除と血腫の吸収促進を目的に使用。過度な温熱を避け、深部の自然代謝を促します。
② マイクロカレント
極微弱電流を用いて、損傷組織の修復サポートを行いました。痛みを感じない穏やかな刺激です。
③ EMS(筋力サポート)
安静期間中の筋力低下を防ぐ目的でEMSを併用。腓腹筋やヒラメ筋の活動維持を図ります。
④ 固定は行わず
受傷から一定期間が経過し、歩行時痛も軽減傾向にあったため、拘縮防止と早期復帰を優先し、テーピング固定は行いませんでした。
2週間後の経過

- 血腫の吸収が進行、筋線維の整列も回復傾向
- 歩行時痛の改善、階段動作も可能に
- ラジオ波の出力を調整し、筋柔軟性の回復を促進
現段階ではまだ完全回復ではありませんが、痛みの軽減と機能回復は順調です。
今後もマイクロカレントとラジオ波を併用し、再発防止と柔軟性維持を続けていきます。
「痛みがずいぶん楽になって、階段の上り下りもできるようになりました!」
社会復帰に向けて前向きなご様子です。
当院の考え方
肉離れは「安静のみ」では筋萎縮や再発リスクを高めることがあります。
よねくら接骨院では、段階的な温熱・電気刺激・運動刺激を組み合わせ、
痛みを抑えながら機能回復をサポートする施術を行っています。
※本ページは柔道整復師による症例紹介であり、診断・治癒を保証するものではありません。
状態により医療機関での精査・対応が必要となる場合があります。