症例報告(5/15UP)
肋骨骨折の症例報告|LIPUSで早期回復をめざした例
胸を打った後の痛み、実は肋骨骨折|LIPUSで早期回復をめざした例
駅の階段で胸を強打した60代男性。エコーで骨の不正像を確認し整形外科と連携。 固定とLIPUSを併用し、2週で骨癒合・3週で疼痛消失と通常より早い回復を得られた症例です。 60代男性。駅の階段で友人を支えようとして転倒し胸部を打撲。来院時は寝返り痛、深呼吸時痛、背部痛が強く、 第10肋骨に限局した圧痛を認めました。聴診・観察で呼吸音の左右差や呼吸困難はなく、気胸・血胸を疑う所見は認めませんでした。 エコーで骨の不正像を確認し、整形外科で骨折の診断。整形外科で用いられるものと同等の胸部バストバンドで固定し、施療を開始しました。 肋骨は皮下直下にあるため超音波が届きやすく、臨床的に効果を実感しやすい部位と考えています(個人の臨床所感)。 疑われる場合は医療機関での画像検査が必要です。当院では所見に応じて速やかに対診します。今回のケース
経過の流れ
LIPUS(低出力パルス超音波)併用について
気胸・血胸:見落としたくないサイン
よくあるご質問
こんな症状はご相談ください
- 寝返りや深呼吸で胸がズキッと痛む
- 咳・くしゃみで胸の片側が強く痛む
- 胸の一点に押すと強い痛み(圧痛)がある
Heckman JD, Ryaby JP, McCabe J, Frey JJ, Kilcoyne RF. Acceleration of tibial fracture-healing by non-invasive, low-intensity pulsed ultrasound. J Bone Joint Surg Am. 1994;76(1):26–34.
接骨院では診断行為は行いません。骨折が疑われる場合は整形外科と連携し、対診のうえ施療を行います。効果には個人差があり、特定の効果を保証するものではありません。広告ガイドライン(あはき・柔整)に基づき、誤認を招く表現を避けています。参考文献