症例報告(9/12UP)

2024-11-20 15:25:00

母指CM関節症

親指の付け根が痛い?母指CM関節症の症例

日常生活での親指の酷使が原因となるCM関節症
エコー診断と保存的治療で、痛みと機能低下の改善を目指します。

症例紹介:診断されなかった痛みの正体

今回の患者さんは、2023年10月に親指の付け根に痛みを感じ、整形外科を受診。
レントゲンでは異常なしとされ、明確な診断名がないまま、自分で器具を押し当てるリハビリを継続していたそうです。
しかし効果を感じられず、最近になって物を拾おうとした際に強い痛みが再発。当院に来院されました。

当院でのエコー診断

  • エコー画像でCM関節の変形と関節炎所見を確認
  • 母指CM関節症と診断
  • 他の疾患と区別するために、鑑別評価も実施

母指CM関節症とは?

症状

  • 親指の付け根(CM関節)の痛みや腫れ
  • つかむ・握る動作での違和感、握力低下
  • 進行例では関節の変形も現れることがあります

原因

  • 加齢による軟骨摩耗
  • 調理・清掃・パソコン作業などの手の使い過ぎ
  • 手指に負担のかかる生活習慣

鑑別が必要な疾患

  • ドケルバン病:親指の腱の炎症、フィンケルスタインテストで確認
  • 母指基節骨骨折:外傷歴がある場合、レントゲン・エコーで確認
  • CM関節脱臼:進行変形例での不安定性が疑われる
  • 関節リウマチ:多関節に痛みが出る場合、血液検査も視野に

よねくら接骨院での治療法

  1. エコーによる可視化評価
    腱や軟骨の状態をリアルタイムで確認し、治療の方向性を明確化。
  2. ハイボルト治療
    深部の神経や筋・靱帯へアプローチし、炎症・痛みを抑制。
  3. ラジオ波温熱療法
    患部周囲を深部から温め、柔軟性と血流を改善。
  4. LIPUS(低出力超音波)
    組織の修復促進を期待できる、医師の同意が必要な再生サポート機器。
  5. サポーター活用
    患部の負担軽減と再負傷防止のため、日常生活で使用。

フォローアップと再発予防

  • 週1〜2回のペースで施術を継続
  • 親指周囲の筋力バランスを整える指導
  • 自宅でできるケアや日常生活動作の工夫もアドバイス
※本ページは施術紹介を目的としたもので、診断や完治を保証するものではありません。
エコーや治療方針は症状に応じて個別に判断されます。必要に応じて医療機関との連携も行います。
📌 肘や親指の違和感でお悩みの方へ
早期の評価と対応が、重症化や慢性化の予防につながります。
少しでも違和感を感じたら、お早めにご相談ください。

 

 

インスタ投稿(症例) (7).png