症例報告(9/12UP)
内側広筋肉離れ~大腿四頭筋の中ではまれ~
大腿四頭筋内側広筋の肉離れ
不安定な体勢や転倒で太ももの内側が損傷することも。
当院ではエコー評価と固定・物理療法で、早期回復を全力サポートしています。
症例紹介:祝日の急患対応(50代・男性)
11月4日の祝日、患者様より「脚立から落ちて右膝が痛い」とLINE連絡があり、緊急対応として休診日に診察を行いました。
右膝の内側に圧痛と運動時痛が確認され、エコー画像から内側広筋の筋損傷(肉離れ)と判明。

内側広筋とは?
太ももの前面内側に位置する筋肉で、膝関節の伸展や股関節の安定に重要な役割を果たします。
急な動作や転倒、不安定な姿勢によって過剰な牽引力が加わると、肉離れが発生することがあります。
受傷時の状況
脚立作業中に右脚が引っかかり、体勢を崩して右膝が宙吊り状態になった際、強い牽引が内側広筋に加わり、損傷したと推察されました。
施術内容と初期対応
- ロングレッグシーネ固定
膝関節を完全伸展位で安静保持。内側広筋に負担がかからない肢位で固定しました。 - 圧迫包帯と免荷指導
腫脹・内出血の抑制を目的に圧迫固定を実施。
同時に松葉杖による免荷歩行を指導し、患部への負担を最小限に。 - ハイボルト治療
急性炎症期において鎮痛・抗炎症を促進。深部まで届く刺激で即効性のある除痛を図りました。 - LIPUS・マイクロカレント
細胞レベルで回復を後押しする2種の物理療法を併用。
LIPUS(低出力パルス超音波)と、微弱電流による修復促進を行いました。
ロングレッグシーネで固定
1週間後の経過とリハビリ
圧痛と運動時痛が軽減してきたため、ラジオ波による深部温熱療法を開始。
筋線維の再生を促しつつ、可動域制限を防ぐための軽い運動指導も導入しました。
ポイントまとめ
- 祝日・急患にも対応:LINEからの連絡で迅速に対応可能
- エコーによる視覚的評価と、的確な初期処置
- ハイボルト・LIPUS・マイクロカレント・ラジオ波による多角的アプローチ
症状により医療機関の受診を推奨することがあります。
よねくら接骨院では休日や時間外の急患にも可能な限り対応しています。
ご連絡はLINEからいつでも受付中です。