症例報告(9/12UP)

2024-11-12 00:28:00

内側広筋肉離れ~大腿四頭筋の中ではまれ~

大腿四頭筋内側広筋の肉離れ

不安定な体勢や転倒で太ももの内側が損傷することも。
当院ではエコー評価と固定・物理療法で、早期回復を全力サポートしています。

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症例紹介:祝日の急患対応(50代・男性)

11月4日の祝日、患者様より「脚立から落ちて右膝が痛い」とLINE連絡があり、緊急対応として休診日に診察を行いました。
右膝の内側に圧痛と運動時痛が確認され、エコー画像から内側広筋の筋損傷(肉離れ)と判明。

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エコー検査で確認された内側広筋の筋損傷

内側広筋とは?

太ももの前面内側に位置する筋肉で、膝関節の伸展股関節の安定に重要な役割を果たします。
急な動作や転倒、不安定な姿勢によって過剰な牽引力が加わると、肉離れが発生することがあります。

受傷時の状況

脚立作業中に右脚が引っかかり、体勢を崩して右膝が宙吊り状態になった際、強い牽引が内側広筋に加わり、損傷したと推察されました。

施術内容と初期対応

  1. ロングレッグシーネ固定
    膝関節を完全伸展位で安静保持。内側広筋に負担がかからない肢位で固定しました。
  2. 圧迫包帯と免荷指導
    腫脹・内出血の抑制を目的に圧迫固定を実施。
    同時に松葉杖による免荷歩行を指導し、患部への負担を最小限に。
  3. ハイボルト治療
    急性炎症期において鎮痛・抗炎症を促進。深部まで届く刺激で即効性のある除痛を図りました。
  4. LIPUS・マイクロカレント
    細胞レベルで回復を後押しする2種の物理療法を併用。
    LIPUS(低出力パルス超音波)と、微弱電流による修復促進を行いました。

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ロングレッグシーネで固定


1週間後の経過とリハビリ

圧痛と運動時痛が軽減してきたため、ラジオ波による深部温熱療法を開始。
筋線維の再生を促しつつ、可動域制限を防ぐための軽い運動指導も導入しました。

ポイントまとめ

  • 祝日・急患にも対応:LINEからの連絡で迅速に対応可能
  • エコーによる視覚的評価と、的確な初期処置
  • ハイボルト・LIPUS・マイクロカレント・ラジオ波による多角的アプローチ
※当ページの内容は柔道整復師による施術事例の紹介であり、診断や治癒の保証を目的とするものではありません
症状により医療機関の受診を推奨することがあります。
🏥 急なケガ・休日の対応について
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