臨床報告(10/3UP)
臨床報告
こんにちは、よねくら接骨院の米倉です。
ようやく気温も下がり始め、私が帰る夜ごろには、院前の川崎街道をランニングをされている方が目立つようになってきました。スポーツの秋到来ですね!
今回の症例報告は「下駄骨折」です。
★下駄骨折は、第5中足骨(足の小指側の骨)の基部が骨折することを指します。この名前は、昔、下駄を履いていて足をひねった際に発生しやすかったことから来ていますが、現在では裸足や靴を履いていても起こることがあります。
足関節や足部を内反したときに起こるため、捻挫と誤診されがちです。XPやエコーでは容易に鑑別が可能ですが、こういった装置のない接骨院では、判別に豊富な臨床経験が必要になってきます。
今回来院された患者さんは、旅行中に足を捻ってしまい強く腫れて歩行もできないくらい痛かったため、近くの整骨院を受診されました。その際の傷病名が「捻挫」との事。固定もバンドのようなものを巻かれており、旅行先から帰宅したため、継続治療を当院で希望され来院されました。治療方法など詳しく指示がありましたが、念のためこちらでも診させてもらうと、第五中足骨近位端に限局性圧痛が強く、骨への叩打痛も著明。これはもしや折れているのでは??と思いエコーで診てみると・・・折れていました。
そこまでギャップが広がっている感じではないので、このまま保存療法でよいと思い、念のためシーネによる固定を応急手当で行い医師対診。骨折の診断を受け、引き続き当院での加療の同意もいただき、こちらで診ることに。
当院でLIPUS治療を行い、早期治癒を目指して現在も加療中です。
捻挫かな?と思っても、腫れがひどかったり、内出血が強く出たり、歩行が困難だったりすると、骨折の可能性もあります。一度、専門の医療機関で診てもらうことをお勧めします。
その際の選ぶ基準ですが、整形外科でも接骨院/整骨院でもどちらでも構わないのですが、必ずエコー検査も行っている医療機関の受診をお勧めいたします!
こんにちは、よねくら接骨院の米倉です。
先々週の話になってしまいますが、オスグッド病で悩まされているお子さんが来院されました。
正式名称オスグッド・シュラッター病は、成長期の子どもに多く見られる膝の痛みを伴う疾患です。特にスポーツをしている小学生から中学生にかけて多く発症します。膝のお皿の下にある脛骨粗面(けいこつそめん)が隆起し、痛みや腫れが生じます。
この病気は、太ももの前にある大腿四頭筋が膝蓋靱帯を介して脛骨に強く引っ張られることで発症します。
また成長期の脛骨粗面は成長軟骨が存在しており、引っ張られ続けると成長軟骨が剥がれていき手術が必要なケースになることもあります。
特にサッカーやバスケットボールなど、膝に負担がかかるスポーツで多く見られます。
一般的に、病院ではスポーツ中止と言われてしまいますが、人数の少ないチームでは他のメンバーに迷惑をかけてしまうことや、逆に競合選手が多いチームではポジションを奪われることもあり、子供としては、なるべくスポーツ活動が続けていきたいのが本音です。
当院では、まずはエコーにて腱付着部の炎症と骨の状況を確かめ、
①炎症に対してはハイボルト
②骨の損傷に対してはLIPUS
③筋の張りにはラジオ波
のよねくら接骨院「三種の神器」?!を使って、スポーツ活動を行いながらの早期治癒を目指します。
※もちろん、スポーツ活動もある程度の制限は必要となります。
ちなみに、高校生以下のお子さんはハイボルトとLIPUS利用料は無料、ラジオ波も半額で受けられます!
今週は予約が埋まる日多かったため、新患さんや急患さんは施療時間外での受付で対応させていただきました。今回の患者さんも平日の12時過ぎ、本来なら休憩時間中でしたが、急なお膝の痛みで困っているとの事でお受けいたしました。
膝の痛みの為、マックマレーや内外反ストレステストなどを施行したかったのですがとにかく運動時痛が強くテストができません。そんな時でもエコーなら半月板や側副靱帯損傷が判別できます。
今回、半月板の水平断裂様のエコー像が映りました。
患者さんに上記を説明し、まずは整形外科にてMRI等にて精密な検査をされ整形外科医の判断を仰いだ方がよい伝え紹介状を書かさせてもらいました。
半月板断裂については、様々な治療法があり、メリットデメリットなどがありますがそこは医師の領域となります。私ができるのは、患者さんが安心できるよう、治療法の説明をさせてもらることだけ・・・。とにかく、患者さんが不利益を被らない治療を受けられること、それだけを願っております。
後日、患者さんからご連絡があり、やはり半月板は断裂していたことや医師からはいくつかの治療の選択を提案されたとの事で、お悩みのようでした。
半月板断裂は、予後が最良という選択肢はなかなかありません。難しい選択となります。患者さんが最終的に満足できる治療を受けられるよう願うばかりです。
今週は月曜日が祝日だったため施療日が一日少ない週だったため、予約が詰まってしまいいつもより忙しい一週間でした。
予約が埋まる日多かったため、新患さんや急患さんは施療時間外での受付で対応させていただきました。そんな中、今日時間外で来院された新患さんについてです。市外からわざわざ来院されました。
私は、あまり他の整骨院や整体、そしてもちろん整形外科の先生方に対して、物言うことはしません。先生方も責任と誇りをもって患者さんに応対されていると思っており、お互いにリスペクトする気持ちは大切です。
しかし、今回来院された患者さん、半年以上前に転倒され薬指を痛めて、近くの(市外の)整形外科を受診され、骨折の診断を受けそこで加療を受けていたとの事。
3ヵ月加療を受けたそうですが、これは・・・。
薬指のPIP関節の屈曲位拘縮が残り、見た目上ですが尺側転移も残っているような。
患者さんから問診にて伺ったことなので参考程度なのですが、まず骨折部位はどうも中節骨骨端部橈側のようでした。整復動作はなく、そのまま固定で固定姿位がPIP屈曲位で固定期間1カ月以上。リハビリも行ったようです。
3カ月経過後、指が伸びない事や、逆に握りこめない事、指曲がって見える事を医師に訴えたのですが「レントゲンでは骨はくっついている」「最初の時からは真っすぐになっている」と伝えられ、治癒となったそうです。
あくまでも患者さんからのお話です。どのようなお怪我でどのような処置やリハビリが行われていたのかの真意はわかりません。
が、患者さんから聞く限りでは「?」なことが多いです。
まず、骨折部位から判断すると、指の尺側転移はあったのでは?であれば整復が必要だったのでは?と思うのです。
次に固定です。指のケガは通常Safety PositionといってPIP関節は伸展位固定とするのがセオリーですが、なぜ屈曲位固定だったのでしょうか。PIP関節での屈曲位固定は拘縮を残しやすいと言われています(教科書にもそう書かれています)。固定期間も1カ月は長く感じます。
整形外科医の下での治療と考えると少し考えさせられてしまいます。もしかしたら整形外科専門医ではなかったのかもしれません。受傷時に腫脹が強く伸展位固定ができなかったのかもしれません。
もう半年以上前で、骨癒合は起きていますが変形も起きているため(当院エコーで確認)、これから加療を行っても完全に指を伸ばすことは難しいでしょう。
ですが、わざわざ市外から当院を頼って来院されました。せめて指の握りこみまではできるようにしたい・・・私とよねくら接骨院が持てる技術を駆使して、加療にあたらせていただきたいと思います。
こんにちは、米倉です。
9月に入り涼しくなったかな?と思った週初めでしたが、週末にかけて暑さが戻ってきましたね。
今週は全体的に落ち着いた日が多かったのですが、それでも新患さんや久しぶりの方の怪我や急性痛の患者さんも多く、予約でいっぱいの日もあれば、午後は空いている、そんなメリハリのある一週間でした。
それでもやはり「怪我や痛みに休日はない」という事で、様々な症状の方が来院されました。
★前距腓靭帯損傷(足首捻挫)
怪我の中で一番多いと思います。足首捻挫、または足関節捻挫が一般的な傷病名ですが、もっと詳しく書くと「前距腓靭帯損傷」※前距腓靭帯のほかにもたくさんの靱帯がありますが、前距腓靭帯損傷が最も多いです。
今回の患者さんは30代女性、バレーボールの練習中に捻ってしまったとの事。前距腓靭帯部に圧痛は++、腫脹と熱感も+でしたが、歩行時痛は少なく本来なら「放っておいてしまう」ぐらいかもしれませんが、エコーで見るとやはり前距腓靭帯部が部分的に断裂を起こしているようです。しかも、大会が近くこれに出場したいので早く治したい、との事。人間の治癒能力を大幅に上げる魔法のような治療法は、残念ながら私は持っておりませんが、少しでも早く治す方法は知っています。
即ち、安静+抗炎症+血流改善です。
大袈裟かもしれませんが今回はしっかりとJシーネ固定させていただきました。あとはハイボルトで抗炎症、マイクロカレントで治癒促進と来週にもう一度エコーで損傷の程度を確認してよければラジオ波による血流改善も図っていきます。大会にはなんとか間に合わせたいですね!!
★掌側板損傷
突き指した際に損傷しやすい箇所です。今回の患者さんは、ボルダリングでホールドを取りに行くとき突き指してしまったとの事。突いた際に指が反る方向に持ってかれたのか、曲がる方向に強く曲げられたのか、それでも変わってきますが、掌側板はそのどちらでも損傷します。
掌側板は線維性軟骨の為、少し治りは悪いのでやはりここも「安静+抗炎症+血流改善」
本人も早く復帰したくてウズウズしているとの事でしたので、しっかりと固定、ハイボルト、そして軟骨損傷にはLIPUS!で治療していくことに。LIPUSは頻回治療が必要です。こまめな受診を指示致しました。
★ばね指(腱鞘炎)
ばね指も腱鞘炎の一種です。ドケルバン病と混同されますが、同じ腱鞘炎でも病態は全く違うものです。
腱鞘の肥厚とそれによる腱の肥厚が原因の為、肥厚している個所をどれだけ早く元に戻すか、が治療の焦点になります。私は、ラジオ波による温熱とハイボルトの組み合わせが良いと思っています。
★頚部寝違え
寝違えも立派な筋損傷です。
肩首周りの筋肉の異常な攣縮が原因であることが多く、検査によってどの筋肉に問題があるのかを特定し、ラジオ波による温熱で攣縮を解除していきます。と言っても、一回の施術で80%の回復を目標値とし、全快になるにはやはり数週間が必要です。自己治癒力を大幅に早める魔法を、私は覚えてません。申し訳ございません。
★ギックリ背中
ぎっくり腰と同様の痛みを背中に感じる方もいらっしゃいます。正式な病名ではありませんが、俗に「ぎっくり背中」と呼んでいます。原因は、脊柱起立筋群や多裂筋などの筋膜損傷や攣縮が多く、こちらも寝違えと同様の治療を行っていきます。
★腓腹筋肉離れ
足のケガでは足首捻挫と同じくらい多い損傷です。
今週だけで2例ありました。
一人の方は、筋肉の損傷はエコー上確認ができず、筋違いと同程度の損傷と判断できましたが、もう一人の方はしっかりと筋膜間に出血を見ることができました。しかも、後者の方は自覚症状には軽度で、先に職場付近の整骨院さんで「軽度の肉離れ」と判断され固定もテーピング程度でしたが、念のためここでも診てもらいに来たとの事。まさか出血しているほどの肉離れしているとは思っていなかったようです。
固定が不十分だったり治療がおろそかになっていると、長引きやすい怪我です。エコーで程度を客観的に判断され、しっかりと治療に専念してもらえることになりました。
だんだん涼しくなってきて、暑い夏の間はお休みしていたスポーツを再開される方も多いのではないでしょうか?
動かしてなかった体は、そうそう元に戻るものではありません。もちろん怪我をすることは予防すべきですが、そでも起きてしまうのケガです。
怪我をその場で治す魔法はないと思いますが(たぶん)、少しでも早く復帰できる治療法は存在します。
怪我の大小にかかわらず、しっかりとケアして頂ければと思います。
本日は時間外でも急患さん対応可となっておりますので、もし急なお怪我や痛みでお困りの際はLINEにてお問い合わせください。可能な限り応対致します。
また、明日は市外に外出予定の為、急患応対が夕方以降になるかもしれません。よろしくお願いいたします。
こんにちは、院長の米倉です。
先々週からの報告となってしまいますが、様々な症状でお困りの方が来院されました。
①肩関節腱板断裂
70代以降の急な肩の痛みで来院されることが多い疾患です。
肩には回旋筋腱板という俗にいうインナーマッスルが4つ存在しますが、今回はそのうちの一つ、棘上筋の断裂例です。
急な外力で切れるというより、日々の繰り返しの動作が重なり、ある時、あるタイミングで切れてしまうことが多く、70代以降の方で肩の痛みと言えばこれが多く、世間では「四十肩五十肩が遅れてきた」と認識されることが多いですが、四十肩五十肩とは異なる病態です。鑑別では偽痛風(石灰沈着性腱炎)が必要ですが、エコーを見れば判別が可能です。
受傷直後は手が上がらず夜間痛もありQOLがひどく下がりますが、時間の経過とともに挙上も可能となり、痛みも消失してきます。
ただし、断裂した棘上筋は自然治癒することはなく、そのまま切れっぱなしで予後を過ごすことになります。または、手術にて繋げることもあります。
今回の患者さんは、挙上がほぼ不可能で夜間痛もつよかったですが、HVなどの処置により数日で夜間痛は消失しました。
②第5趾基節骨不全骨折
月曜日早朝にLINEから連絡があり、昨日、お子さんが家で足の指をぶつけてしまい腫れが強いので診てほしいとのこと。
月曜日をという事もあり午前は予約が多く埋まっていましたので、通常より30分早く開け、時間外で診させて頂きました。
ぱっと見、骨折か捻挫か迷うところでしたが、エコーで骨折と思われる初検が。小児の為ぽっきり折れておらず、グニャっと潰れながらすこし曲がっております。骨端線離開も危惧されたため、固定処置のあと近隣整形外科医師へ紹介いたしました。受診が8:15、お会計が8:45と迅速な対応ができました。
その後、医師から後療同意を得たためLIPUSにて加療中です。お盆後半のサッカー合宿にはギリで間に合うか?!
③手根管症候群
特に女性で中指などの指先のしびれを感じた場合、この疾患が疑われます。鑑別には頚椎症や胸郭出口症候群など疾患もありますが、ファーレンテスト徒手検査法で比較的容易に判別が可能です。さらに、エコー検査を行うことで程度などもわかります。
今回の患者さんは、最近急に右の手先が痺れはじめ、夜も眠れなくなるほどつらいとの事。エコーで見ると、確かに正中神経が圧迫されているようですが、偽神経腫や月状骨の異常はないようなので、まだ軽度のようです。
とにかく夜が眠れずQOLが低下しておりましたので、手関節固定装具を作成し、またラジオ波とHVにて鎮痛を行いました。
施術翌日から夜の痛みが消失したようで、ずいぶん助かったとのこと。
しかし、痺れ自体はまだまだかかりますので、ここからは気長に構える治療が必要となります。
④PIP関節掌側板損傷
平日夜、閉院時間も近くなり今日はおしまいかなと思ってたところで連絡があり、突き指をしたので診てほしいとの事。
お話を聞いてみると、ボールをキャッチする際に指が反った見たいとの事でエコーで確認。骨折はないようですが、PIP関節背側部に水腫が認められ、掌側板を痛めたようです。掌側板損傷はレントゲンではわからず、エコーでの確認が必要となります。しっかり固定して直さないと関節の不安定性が残るので、たかが突き指と思って固定もしてないと、後々困ることになります。
⑤足底腱膜炎
足の裏が痛む、とくに踵周辺の場合は、この足底筋膜炎が多く見られます。また、石灰も溜まることが多く、いきなり激烈な痛みが出た場合、双方の疾患を疑います。
今回もエコーで確認後、足底筋膜の肥厚と石灰と思われる陰影もありました。
ラジオ波で周囲の軟部組織の硬さを取り除き、HVでしっかり除痛をおこなります。
翌日から痛みは改善し、子供と休日を遊ぶことができたとの事。よかったですね!でも、まだまだ硬さは残っているので完治まで気を抜かず通院してください。
以上、長文となりました。最後まで読んでいただきありがとうございました。
よねくら接骨院は、基本的には予約の方を優先しておりますが、急なケガの方も可能な限り即日で対応しておりますので、まずはご連絡ください。
今週も様々なお怪我や痛みでお悩みの方が来院されました。
①足根部打撲
月曜日朝、施療開始早々に飛び込みの患者さんでした。小学生で土曜日のサッカーの試合で怪我をしたとの事。我慢していたけどなかなか痛みが引かないため親御さんと共に来院。
当日朝はとても混雑しており、予約が終わるまで待っているとお昼近くになってしまいます。しかし、痛くて困っているし、学校にも早く行かせたかったため、予約の合間に診ることになりました。
サッカーの試合中、横からスパイクで蹴られ負傷。足部の内側部に皮下出血反と圧痛が見られ、歩行時痛もありました。エコーで見てみると、スパイクのピンが奥深くまで届いたのか、深部にある母指屈筋にも腫脹が見られました。これは痛かったですね。
テーピングと包帯固定を施し、とりあえず応急処置。骨折や筋断裂などの重症ではなかった為、このまま学校に行ってもらい、夕方改めて来院、施術をすることにしました。
当日、ご予約を頂いていた方にはお待たせいたしました。申し訳ございませんでした。それでも誰も何も文句をおっしゃらず、暖かく見守っていただいたこと、感謝しております。私はとても良い患者さんたちに恵まれております。
施術については、皮下出血反と腫脹が強かったため、ハイボルトにて消炎鎮痛。マイクロカレントによる早期治癒を狙って行いました。その甲斐あってか、土曜日には皮下出血反、圧痛が消失、無事大会に戻ることができたようです。
②手背部打撲
主婦の方で自宅ドアに手を挟んでしまい、手の甲、外側と内側に皮下出血反と圧痛がありました。骨は大丈夫かご心配だったため来院。エコーで骨傷がない事を確認したため、ハイボルトとマイクロカレントの組み合わせで施術後、包帯固定を行いました。包帯固定は大袈裟かと思いましたが、これぐらいやっておいた方が周囲も認知してくれ優しく(?)なってくれるため、安静が保て
治りが早くなる、と思います(実際、ご主人が家事をしてくれたそうです)。包帯などの固定は、物理的な負傷箇所の安静が目的ですが、心理的な安静を図るにも大いに効果があると思います。
その甲斐あってか、数日で緩解しました。
③シーバー病(踵骨骨端症)
小学生の御兄弟で踵の痛みを訴え来院。やはりスポーツはサッカー。多いですね。稲城市では子供の競技人口が多いスポーツなのもありますが、足に負担のかかるスポーツであることも否めません。
シーバー病に関しては以前の投稿を参照して頂くことにして、やはり治療法はLIPUSが中心となり、安静期間も重要になってきます。早く治して戦列復帰と行きたいところですね。
④寝違え
朝起きたときに首が回らなくなったと言う典型的な寝違えで来院。右回旋と背屈が不能、背部に詰まる感覚はなく、首前方が引き攣る感覚との訴え。おそらく、斜角筋群および胸鎖乳突筋のトラブルのようです。
寝違えは急性外傷と判断できる為、保険治療が可能です。
当院では、保険治療に自費治療のラジオ波を組み合わせ施療します。一回で8割方まで回復させられます。残り2割は一週間かけてゆっくり治っていくことが多い様です。
⑤変形性膝関節症および関節水腫の確認
「特に膝の痛みはないけど、お水が溜まっているかどうか知りたい」
とのことでしたので、エコーで確認。80歳のおばあちゃんでしたが、非常にきれいなお膝でお水もありませんでした。素晴らしいの一言。この状態が長く続く様、日々のケアもしっかりしていきましょう。
エコーでは手軽に安全に骨や関節、軟骨が確認できるのが良いですね。
以上、今週の症例報告でした。
最近、混雑気味で新患さんや急患さんはご予約がお取りしずらいことが多いですが、その場合は時間外でもお受けいたしますのでまずはご連絡ください!
来週は月曜日祝日ですが、市内にいると思われるので、急患対応は可能です。LINEでご連絡いただければと思います。
こんにちは!よねくら接骨院の米倉です。
少し遅くなりましたが、先週のお話になります。先週も様々な症状でお悩みの患者さんが来院されました。
◎シーバー病
スポーツをされている子供の踵の痛みと言えば、この病気です。特に小学生低学年~中学年に多発します。踵の骨が成長していけば痛みもなくなり予後は良好と言われていますが、痛くてスポーツを断念しなくてはならない子供にとっては辛いですね。
当院では、LIPUSを中心に痛みの度合いでハイボルト、ラジオ波を組み入れていきます。平均してだいたい2~3ヵ月で良くなることが多いようです。
◎肩峰下滑液包炎
先週に引き続き、今週も。野球をしている時に捕球しようとフェンスに肩から追突。そのような急性外傷でも起きるようですね!治療方法は、やはりラジオ波が活躍します。
◎足底腱膜炎
ランニングされている方に多いですね。今回の患者さんもランナーで、踵の裏側に痛みを訴えられていました。エコーで見てみると、足底腱膜付着部に肥大と低エコー領域がありました。腱膜に問題があるのか?踵骨に問題があるのか?(踵骨棘)エコーだとその鑑別が可能です。
◎急性腰痛(ぎっくり腰)
急性腰痛にも大きく分けて4つに分類できると考えています。即ち、①椎間関節および仙腸関節由来②筋肉由来③椎間板由来④神経由来(ヘルニア、狭窄症)です。椎体圧迫骨折も入れれば5つですね。
この中でぎっくり腰と一般的に言われるのは①と②が多いでしょうか。
今回の患者さんは筋肉由来のぎっくり腰でした。その場合、テーピングが効力を発揮します。今回は数日で痛みがほぼなくなりました。
暑い日が続いています。水分不足はお身体のトラブルの元です。しっかり水分補給しましょう。
当院でも、待合室につめたーい麦茶を用意しております。来院時にまずは一杯。施術後にさらに一杯。しっかり飲んでいただきたく思います。
今週は暑いかと思ったら大雨と、不安定な天候が続いた一週間でしたね。
今週も沢山の、お怪我やお身体についてお悩みの方が来院されました。
小児突き指は、多くは骨端線損傷となると思います。最悪の場合は骨端線離開となり、骨折と同意義です。
いずれにしろ、当院ではLIPUS治療を勧めております。少しでも早く治していきたいですね。
ちなみに、子供の場合はLIPUS利用料は無料とさせて頂いております。正直言うと利益はほとんどありませんが、それでも、子供たちが少しでも良い治療を受けられて少しでも早く治ってくれれば、と思いLIPUS利用料は頂いておりません。
「子供は宝」
だと思っております。
上腕骨外側上顆炎、通称テニス肘は、当院受付さんが患者さんです(笑)。「テニスなんてしてないのに?!」と不思議がられておりましたが、そうなんです、テニスをしてないのになってしまうことがあります。
テニス肘にも実はLIPUSが効いたりするので、当院ではお勧めしております。
ちなみに、受付スタッフさんの治療料も頂いておりません。福利厚生の一環?!私が以前勤めていた整形外科の恩師もそうされていたので、真似しております。
「スタッフは宝」
だと思っております。
腓腹筋挫傷は軽度の肉ばなれでした。実はこの方は今回で二回目の肉離れ。たくさん運動をされているので仕方ないと言えば仕方ないのですが、もう少し日頃からのケアが必要かもしれません。
肩峰下滑液包炎は、肩の痛みではメジャーな傷病名です。「肩が痛い」→「四十肩五十肩」と即判断される方がいらっしゃいますが、必ずしもそうとは限りません。肩峰下滑液包炎は、ケガとも捉えられるので、しっかりケアをすれば意外に早く治ります。
当院では、ラジオ波が主に活躍します。
ストレートバック型の姿勢は、主に若い人に多く、骨盤の後傾が原因で背骨の生理的彎曲が少なくなってきており、頚椎症や椎間板ヘルニアの原因ともなります。当院では、トムソンベッドを使って矯正し、日ごろのトレーニング指導を行っていきます。
肩甲骨の外転制限は、様々な病因があるとは思いますが、肩こりからくることが多いと思います。肩甲骨周囲の筋肉をしっかり緩めて動かせるようにしていきます。こちらもやはりラジオ波が主に活躍します。
来週も暑さと雨が続くかもしれませんね!お怪我やお身体のことでお悩みのことがございましたらいつでもお声かけ下さい。初めての方はなかなか予約のお時間が取れないことが多くなってきております。時間外での受診も行っておりますので、予約が埋まっていても、LINEやお電話でお問い合わせ頂ければ、ご対応できる場合がございます。まずはご連絡ください。
今週もたくさんのお怪我や痛みにお悩みの方が来院されました。
示指PIP関節捻挫(突き指)は、当日朝の緊急来院。当日は予約で埋まっていましたが、緊急性が高いと判断し予約の合間に診させてもらいました。骨折がどうか迷う所見でしたが、エコーにて骨折の可能性は低いと判断できました。
他、三角筋肉離れは稀な症例。通常、三角筋よりも腱板を損傷することが多いのですが。
先週に続いて今週も変形性膝関節症でお悩みの方も来院。病院でシップと注射で延々と治療するか、当院でLIPUS(超音波)を使って軟骨再生研究結果が出ている施術を受けるか。
踵骨骨棘変性は、ランナーに非常に起こりやすい病気。難治性になる前に、手を打っておいたほうがいいと思います。
足首捻挫の代表格、前距腓靭帯損傷。軽度でもしっかり治さないと、後々困るかもしれませんね。
今週土曜日は第4土曜日の為、お休みさせていただきます。申し訳ございません。
なお、近辺自宅にて在宅予定ですので、怪我など応急処置が必要な方、ぎっくり腰で辛い方など、急な痛みでお困りの方は対応可能な場合がございます。当院HPのお問い合わせかLINE、インスタメッセージのいずれかでもよいので、ご連絡ください。
こんにちは、よねくら接骨院の米倉です。
今日の午前中は予約で混雑しておりましたが、子供が突き指をしたという事で緊急来院。予約の方々をお待たせしてしまいましたが、しっかりと対応致しました。
ご予約の方々には大変申し訳ございませんでした。
エコー上は骨折が見当たらなかったので捻挫と判断して固定の処置。1週間後、もう一度エコーを見てみようと思います。
先週もいろんなお怪我やお身体の不調でお悩みの方が来院されました。
橈骨骨折は、学校でのお怪我。応急来院でお昼休みに対応させていただきました。他、MP関節側副靱帯損傷や前腕部打撲も応急来院。お怪我はいつ起こるかわかりません。そして早めの処置が早期治癒に繋がります。当院でもなるべく早く対応できるよう、時間外でもお受けいたしますのでまずはご連絡ください。
また、頭部のお怪我でご連絡を頂きましたが、頭部のエコー検査は私の経験が浅いこともあり、十分に判断できないと考え、医科の受診をお勧めしたこと、お詫び申し上げます。もっと勉強致します!